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生命力あふれる無農薬・無化学肥料の米・雑穀・野菜などの農産物を岩手から

  
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ウレシパモシリ通信 2005年8月

今年の岩手の梅雨はずいぶん過ごしやすかったです。去年はほとんど咲かなかったネムの木の花もたくさん咲いています。ウメやスモモなどの果実も、今までにないほどの豊作で、梅干やジャムをたっぷり作ることができました。このまま順調な天候が続いてくれることを願っています。

昨年から飼い始めた豚ですが、今年も5月12日に約3か月齢の子豚が3頭やってきました。地域で手に入るオカラと米ヌカで作ったサイレージ(乳酸菌による醗酵飼料)やクズ麦だけをエサにしていますが、仕上げの時期には特に野草や野菜をふんだんに食べてもらうようにしています。そうすると今、ちまたで話題のα−リノエン酸が脂肪にたくさん含まれるようになるので、とてもサッパリとした脂身で旨みあふれるお肉になります。ご希望の方にはクール便で生肉のままお届けします。10月末からひと月ごとに一頭ずついただいていく予定です。

今年はアイガモたちや野生のカモたちにシロカキ作業を手伝ってもらうことで機械で田んぼを耕さない田んぼが全体の約半分まで広がりました。今年はこれらの不耕起の田んぼにはホタルが乱舞してくれて、とても感動的でした。もともと山にふった雨水が集まるため池から田んぼに導きいれる水路はカワニナが住める条件になっていますが、農薬を使わないのはもちろんのこと、耕さない田んぼには、となりの耕した田んぼよりも明らかにたくさんのホタルが飛び回っていたのです。昨年はホタルが飛べるような蒸し暑い晴れた夜は皆無でしたので今年はそのウサをはらすように思いっきり輝いているようでした。

最近は畑の方は、アワ、キビ、タカキビといった雑穀や、小麦、大豆といった穀類を中心にしています。それらは秋に収穫した後、冬の間に調整やパック詰め、さらには加工します。我が家で育てているアワは、岩手県北で古くから育て続けてきた葉や茎が赤いモチ種です。赤いので雑草とよく区別がつくのでとてもいいですし、その穂が出てきて花が咲くころは、朝露に日差しが照りつけてくると玉虫色に輝いて神秘的な美しさを見せてくれます。